そんなにガスを使っていないはずなのに、ガス代が高くて驚くことがありませんか?
何が原因でガス代が上がるかを知らないと、本当なら払わなくていい料金を払うことになり徐々に家計を圧迫する原因になってしまいます。
今回はガス代の大半を占めるガス給湯器の節約方法をまとめました。日々使うものだからこそ節約効果も高く、習慣にすると無理なく続けられるので、ぜひ気になったものから取り組んでみてはいかがでしょうか。
この記事を最後まで読んでいただくと、寒くて辛い思いをせず効果的にガス代の節約を実現できます。
この記事で分かること
- 給湯器の電源をつけっぱなしにしてもガス代は上がらない。
- 古い給湯器はつけっぱなしにすると危険
- 給湯器の電源プラグを抜くと故障の原因になる。
- 給湯器の設定温度は状況によっては40度にしても問題ない。
- 浴室とキッチンで設定温度を変えると節約になる
目次
光熱費 削減診断
節約効果が一番高い方法を診断できます!
あなたにピッタリのサービスは?
診断結果
一軒家でプロパンガス(ガスコンロのみ)のあなたは・・・ プロパンガス会社変更サービスを利用することが、光熱費削減効果が一番高いです。プロパンガス会社変更サービスとは、ガス会社を複数社比較して見積、変更手続きしてもらえるサービスになります。特に「ガス屋の窓口」は全国対応、実績豊富、最王手で料金期待大、また充実したサポートがあるため人気です。 >>ガス屋の窓口の口コミ・評判はこちら診断結果
一軒家でプロパンガス(ガス給湯器やガスストーブ)のあなたは・・・ プロパンガス会社変更サービスを利用することが、光熱費削減効果が一番高いです。プロパンガス会社変更サービスとは、ガス会社を複数社比較して見積、変更手続きしてもらえるサービスになります。特に「ガス屋の窓口」は全国対応、実績豊富、最王手で料金期待大、また充実したサポートがあるため人気です。 >>ガス屋の窓口の口コミ・評判はこちら診断結果
一軒家で都市ガス(ガスコンロのみ)のあなたは・・・ 電気料金を見直すことが、節約効果が一番高いです。電力会社を一括比較する「エネチェンジ」は全国対応、実績豊富、最王手で料金期待大、また充実したサポートがあるため人気です。 >>エネチェンジの口コミ・評判はこちら診断結果
一軒家で都市ガス(ガス給湯器やガスストーブ)のあなたは・・・ 電気料金を見直すことが、節約効果が一番高いです。電力会社を一括比較する「エネチェンジ」は全国対応、実績豊富、最王手で料金期待大、また充実したサポートがあるため人気です。 >>エネチェンジの口コミ・評判はこちら診断結果
賃貸でプロパンガス(ガスコンロのみ)のあなたは・・・ 電気料金を見直すことが、節約効果が一番高いです。電力会社を一括比較する「エネチェンジ」は全国対応、実績豊富、最王手で料金期待大、また充実したサポートがあるため人気です。 >>エネチェンジの口コミ・評判はこちら診断結果
賃貸でプロパンガス(ガス給湯器やガスストーブ)のあなたは・・・ 電気料金を見直すことが、節約効果が一番高いです。電力会社を一括比較する「エネチェンジ」は全国対応、実績豊富、最王手で料金期待大、また充実したサポートがあるため人気です。 >>エネチェンジの口コミ・評判はこちら診断結果
賃貸で都市ガス(ガスコンロのみ)のあなたは・・・ 電気料金を見直すことが、節約効果が一番高いです。電力会社を一括比較する「エネチェンジ」は全国対応、実績豊富、最王手で料金期待大、また充実したサポートがあるため人気です。 >>エネチェンジの口コミ・評判はこちら診断結果
賃貸で都市ガス(ガス給湯器やガスストーブ)のあなたは・・・ 電気料金を見直すことが、節約効果が一番高いです。電力会社を一括比較する「エネチェンジ」は全国対応、実績豊富、最王手で料金期待大、また充実したサポートがあるため人気です。 >>エネチェンジの口コミ・評判はこちらガス給湯器のガス代は平均どのくらい?
毎月消費しているガス代の内、約70~80%がお湯の使用によるものといわれています。今回はそれをふまえ80%をガス給湯器に使用していると仮定し、総務省が発表している家計調査から季節ごと、世帯人数ごとのガス給湯器のガス代を算出しました。
春(4~6月) | 夏(7~9月) | 秋(10~12月) | 冬(1~3月) | |
全体平均 | 3,886円 | 2,323円 | 2,544円 | 4,336円 |
1 人 | 2,643円 | 1,712円 | 1,886円 | 3,107円 |
2 人 | 4,410円 | 2,563円 | 2,831円 | 4,828円 |
3 人 | 4,927円 | 2,874円 | 3,171円 | 5,525円 |
4 人 | 4,722円 | 2,689円 | 2,933円 | 5,342円 |
5 人 | 4,462円 | 2,638円 | 2,591円 | 4,314円 |
引用元:e-Stat 政府統計の総合窓口/家計調査 家計収支編 四半期/https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=2&tclass1=000000330001&tclass2=000000330019&tclass3=000000330020&cycle_facet=tclass1%3Atclass2%3Atclass3&tclass4val=0
上の表のように、冬はガス代が高い傾向があります。
そうなる理由は、冬は水温が低いのでお湯を沸かす際に夏よりたくさんのエネルギーを使うことと、夏はシャワーだけで過ごしていた人も冬は浴槽にお湯を張ってゆっくりとつかる人が増えるからです。
プロパンガスを使用している方は、こちらの記事で冬場にガス代が上がる理由をさらに詳しくご説明しています。
https://awesome-web.co.jp/gas-kaetaro/huyu/
給湯器の電源をつけっぱなしにするとガス代は高くなる?
ガス代を節約するなら、給湯器を使わない時は電源を落とせばいいのではないかと思うかもしれません。ですが、基本的に給湯器をつけっぱなしにしてもガス代に変動はありません。
ガス代が発生するのは、ガスに火が付き燃焼してからだからです。そのため、ガス代がかかるのはお湯を使用している間のみと考えてよいです。
ガス給湯器でも電気代がかかる
前の項目でも書いた通り、給湯器のつけっぱなしでガス代はかかりませんが、電気代はかかります。ガスが燃焼するときでなくても、待機している時間に待機電力がかかるためです。
実際に一年間ガス給湯器をつけっぱなしにした場合と、使わない時に電源を落とした場合を比べると約456円程の差が出ます。(26円/1kWhの場合)
とはいえ、頻繁に電源を入れたり切ったりすると逆に電気代が上がる可能性があるので、就寝前や長時間使用する予定がない場合に電源を落とすと効率よく節約効果が期待できるのでおすすめです。
ガス給湯器をつけっぱなしにする際の注意点
ここまで給湯器の電源はつけっぱなしにしても問題ないと説明してきましたが、給湯器の種類によってはつけっぱなしが危険なものや、逆に電源を落とす際に気を付けていただきたい点があります。
つけっぱなしが危険な給湯器
・購入後10年以上たっている給湯器
・20年以上前の給湯器
・バランス型風呂釜
給湯器は標準的な使用方法で10年間持つようになっていますが、購入後10年以上たっている給湯器は予期せず壊れる場合があります。
また、20年以上前の給湯器やバランス型風呂釜の中には種火を利用して点火し燃焼するものや、安全装置が付いていないものがあり、故障した際に火事になる可能性があるため、つけっぱなしには向きません。
長年使っていて調子が悪いと感じた際には、故障の可能性があり危ないのですぐに修理や交換を依頼することをおすすめします。
給湯器の電源を落とす際の注意点
給湯器の電源を落とす際は、本体の電源プラグは抜かないことをおすすめします。
気温が下がった際、給湯器は凍結防止機能が自動で作動するように作られているので、電源プラグを抜いてしまうとその機能がうまく作動せず故障の原因になるからです。
なので長期間、給湯器を使用しない場合もプラグは抜かず、リモコンの電源のみを切りオフモードにしておくとよいです。そうすることで消費電力を極力抑えた上で、安全に給湯器を利用できます。


給湯器の設定温度はいくつ?
普段何気なく給湯器を利用されている方も多いかと思いますが、設定温度を気にされたことはありますか。実は、お使いの給湯器の種類によって理想的な設定温度があります。
適切な設定温度にしておくと効率よく希望の水温に近づけられるので、節約はもちろん、毎日の家事の時短にもつながるのでぜひ試してみてください。
メーカーが推奨する設定温度
結論からいうと、どの給湯器メーカーも明確な推奨温度は提示していません。ですが、給湯器の水栓の種類によって適切な設定温度があります。
下の表で水栓ごとの特徴と適切な設定温度をまとめましたので、参考にしてください。
特徴・適正温度 | |
単水栓 | ハンドルをひねることで、お湯もしくは水どちらかが出る一番シンプルなつくりのタイプ。 給湯器に設定した温度がほぼそのまま出るので、出したい湯温と同じ温度を設定するとよいです。 |
2ハンドル混合栓 | 一つの蛇口に対して水とお湯の二つのハンドルがついているタイプ。 水とお湯を混ぜて調整するので、設定する温度は60度前後にしておくと調整しやすいのでおすすめです。 |
シングルレバー混合栓 | 一つのレバーを上下もしくは左右に動かすことで、お湯と水の量を調整し温度が変わるタイプ。 2ハンドルタイプと同じ理由で、設定する温度は60度前後がおすすめです。 |
サーモスタット混合栓 | 希望した湯温になるように自動でお湯と水の量を調整し温度を、ほぼ一定に保つことが出来るタイプ。 設定した給湯温度のお湯に水を足して調整するため、50~60度程度もしくは、出したいお湯の温度の10度程度高めに設定するのがおすすめです。 |



給湯器の設定温度を40度にしてはいけないって本当?
給湯器を40度以下で使ってはいけない。という話を聞いたことがある方はいますか?これに関しては水栓や状況によって本当かどうか変わります。
先ほどもお伝えしましたが、給湯器には水栓の種類が4つあり、ここで気をつけていただきたいのは、「サーモスタット混合栓」です。
サーモスタット混合栓は、給湯器で設定した温度のお湯に水を足して自動で希望の湯温に調整するため、もともと設定したお湯の温度と希望の湯温の差が少ないと、微妙な水の量での調整が必要になります。
そうすると、給湯器に大きく負荷がかかり故障の原因になる場合があるため、40度以下で使ってはいけない。といわれています。
ただ給湯器の設定温度と希望の湯温の差は、10度程度あれば負担が少なく調整できるため、希望の湯温が低ければ40度以下に設定しても故障することはありませんのでご安心ください。

場面別でできる給湯器の節約方法
ここまでは給湯器の特徴や使用上の注意点をまとめましたが、ここからは今日から実践出来る給湯器の具体的な節約方法をご紹介します。
給湯器の使用頻度が特に高い、浴室とキッチンで出来るものをそれぞれ紹介しますので、
ぜひお試しください。
浴室でできる給湯器の節約方法
入浴時は大量のお湯を使用するため、ガス代とともに水道代も多くかかります。
そのため、湯量や水温の設定を少し見直すだけでも思った以上の節約効果が期待できます。
またシャワーの使用も思った以上にお湯を使うので、使い方を少し意識すると毎月の請求額がガラッと変わるので、ぜひチャレンジしてみてください。
設定温度を調整する
お風呂は熱めで入りたい。という方もいらっしゃるかもしれません。ですが、お湯の設定温度は低い方がガス代の節約になります。
健康を損なう程に温度を下げるのはおすすめしませんが、夏の暑い日は温度を下げるなど無理のない範囲で調整するだけでも節約効果があります。
また、熱すぎる温度のお湯は交感神経を刺激してしまい、安眠を妨げると言われています。
夜ゆっくりと眠るためにも、40度程度のぬるめのお湯でリラックスして入浴したほうが健康にも、節約にもつながるので、少しぬるめの入浴を意識してみてはいかがでしょうか。
浴槽の湯量を調整する
普段、皆さんは浴槽の湯量はどの程度に設定されてますか。入浴した際にお湯があふれたり、なみなみいっぱいになる場合は湯量を減らせる可能性があります。
目安としては、浴槽のタイプにもよりますが、全体の50~60%の湯量で入浴することが可能です。一見少ないように思うかもしれませんが、入浴すると自身の体重で水位があがるのでこの量でも全身をしっかり温められます。
湯量を全体の80%から50%にすることで、50リットル以上の水を節約できます。水道代だけでなくガス代も節約できておすすめの方法です。
シャワーを使用する際はこまめに止める
シャワー使用時の水量は、1分間で約12リットルと言われています。つまり17分間シャワーを出し続けると、平均的な浴槽の湯量と同じ200リットルになってしまうのです。
さらに、1分間45度のシャワーを使用した際のガス料金は年間で約2,070円、水道代は年間約1,140円かかります。
なので、もし体を洗っている間もシャワーを流しっぱなしにしている方は、まずはシャワーをこまめに止めることを意識してみてはいかがでしょうか。
また、基本的に追い炊きをしないことが節約につながるのですが、家族の人数が多く入浴時間がばらばらの場合はシャワーメインでなく、お湯をはった方が節約になる場合があります。
家族の人数や生活スタイルによってシャワーの利用方法を工夫することが大きな節約になるので、ぜひお試しください。



キッチンでできる給湯器の節約方法
キッチンでは浴室ほど大量のお湯を使うことはありませんが、水を上手に利用することでガス代を節約できる可能性があります。
特に寒い冬は、常にお湯を使用する方も多いかもしれませんが、調理方法や洗い物の際の一工夫でお湯の使用量を減らせるので、ぜひ試してみてください。
調理する際は水を使用する
調理にお湯を使用する際は、給湯器のお湯ではなく水からお湯を沸かす方が節約になります。
節約面をのぞいてもジャガイモやごぼうなどの根菜類は水から煮た方が、食材の中心まで火が通り味わいがよくなるため、給湯器のお湯は使用しない方がよいです。
ただ、朝の忙しい時間の湯沸かしや、葉物野菜など火の通りの良いものを急ぎで調理したい場合は、水からお湯を沸かすと時間がかかってしまうので、お急ぎの場合のみ給湯器のお湯を使用するなど、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
入浴時の温度と設定温度を変える
キッチンのお湯の温度設定を入浴時のまま使われる方もいらっしゃるのではないのでしょうか。ですが、キッチンで使うお湯の温度は入浴時の温度設定ほど高くなくてもいい場合が多いです。
洗い物をする場合であれば30度もあれば充分汚れが落ちるので、浴室とキッチンのお湯の温度を別々で設定しておくと簡単に節約につながります。
また長時間、高温のお湯で洗い物をすると手の油分が失われ手荒れの原因にもなるので、油汚れの少ないものや、夏の暑い日は水で洗うのが手の健康のためにもよいです。
つけおき洗いをする
お湯の温度設定とあわせて行っていただきたいのが、つけおき洗いです。
つけおきをする場合は水と洗剤を入れてつけておくと、洗う際にしっかりと汚れが落ちるのでおすすめです。
こうしておくだけで洗う時間が短縮され、仮にお湯を使って洗った場合でも使用する湯量も少なくできるので水道代、ガス代ともに効果的に節約できるのが魅力です。
ご家族が多いと洗い物の時間も長くなりがちなので、食後は食器を水につけるというのを家族みんなで習慣化してみるのはいかがでしょうか。そうすると洗い物の時間も短縮でき、節約ができる上に自由時間も増えるので、快適に節約が続けられるはずです。


まとめ
今回は給湯器の節約術をご紹介しました。
給湯器の使い方をマスターすると、節約をしながら給湯器自体の寿命も伸びるのでいいことばかりですね。
ご紹介した節約方法は、小さなお子様からお年寄りまで年齢関係なくチャレンジ出来る簡単なものばかりなので、家族みんなで取り組んでみたらいかがでしょうか。
特に、温度設定の変更やお風呂の湯量の設定は一度してしまうと、その後は自動的に節約効果が現れるのでおすすめです。
あわせて、使用期間に関わらず給湯器の調子が少しでも悪いと思った時は、無理に使用せずすぐに点検してもらうと安心です。
寒い冬も快適に過ごすために、ぜひ参考にしてください。