最近はさまざまな物の値段が上がり、
「前より食料品にかかるお金が増えてきたから、少しでも家計を節約したい」
「ガス代などの光熱費も高くなったから、できるだけお金を使いすぎないようにしよう」
と感じている方も多いと思います。



このため、お風呂のガス代や水道代の節約が、家計全体の節約の鍵になります。
とはいっても、お風呂のガス代や水道代は、何にどれだけかかっているのかが分かりにくいので、節約しにくいですよね。
また、毎日使うお風呂だからこそ、少しでも簡単にストレスなく節約したいと感じる人も多いと思います。
この記事では、お風呂やシャワーのガス代と水道代、それぞれの節約ポイントや簡単な節約例について、計算式を交えて具体的に解説します。
加えて、簡単に取り入れられて節約効果も高いグッズも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事で分かること
- お風呂にかかるガス代と水道代は、一回約302円、一ヶ月約9,060円
- シャワーにかかるガス代と水道代は、一回約90円、一ヶ月約2,700円
- ポリタンクや節約シャワーヘッドを使用すれば、無理なくガス代と水道代を節約できる
目次
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お風呂のガス代や水道代を節約するには、少なくてぬるいお湯に我慢して毎日浸からないといけない、と思っていませんか?
そんなことはありません。少しの簡単な工夫でガス代と水道代は節約できるんです。
ここでは、お風呂のお湯はりにかかるガス代と水道代だけでなく、節約ポイントや簡単な節約例についても紹介します。
これなら試せそう、と思ったものだけでも、ぜひ取り入れてみてください。
お風呂は一回いくら?




お湯はりは一度にたくさんのお湯を使用するため、多くのガス代と水道代がかかっています。
そんなお風呂の節約ポイントは、”設定温度を下げる、お湯はりの量を減らす、追い焚きを控える”です。
それでは、お風呂にかかるガス代と水道代を詳しく見ていきましょう。
お風呂一回のガス代
お風呂の浴槽にお湯を沸かした時のガス代は、以下のとおりです。
プロパンガス | 都市ガス |
約241円 | 約104円 |
例えば、プロパンガスを使用して設定温度42℃のお風呂を沸かした場合、
(42-15(℃))×200(L)÷(24000(kcal)×80(%))×858(円/㎥)=241.31(円)
※15℃の水を42℃まで温めて、浴槽に約200L貯めると仮定
となり、一度のお湯はりで約241円かかることになります。
何℃まで水を加熱するか、どれだけの量の水を加熱するか、に応じてガス代は高くなっていきます。
このため、ガス代を節約するには設定温度を下げたり、設定湯量を減らすことがポイントです。
ガス代の節約例 | プロパンガス | 都市ガス |
設定温度を1℃下げる | 約9円の節約 | 約4円の節約 |
設定湯量を20L減らす | 約24円の節約 | 約10円の節約 |
設定温度は、副交感神経が刺激されてリラックスできる38~40℃がおすすめです。
冷えた身体をしっかり温めたいから湯温を下げたくない、という方は、気候の暖かい時期のみ設定温度を下げてはいかがでしょうか。その間だけでもガス代を節約できます。
また、肩までしっかり浸かりたいから湯量を減らしたくない、という方は、この後に紹介するポリタンクを使用してはいかがでしょうか。
浴槽に沈めるだけで、お湯の高さを変えることなく湯量を減らしてガス代を節約できます。
簡単に利用できますので、ぜひ活用してみてください。
家族で暮らしている方は、入浴タイミングがバラバラになりがちなため、毎日数回追い焚きをすることも多いと思います。
ですが、追い焚きには多くのガス代がかかっていることをご存じでしょうか。
例えば、2時間入浴間隔が空いたお風呂を追い焚きした場合、約40円のガス代がかかります。
※2時間で湯温が4.5℃低下したお風呂200Lを設定温度までプロパンガスで追い焚きしたと仮定
4人家族がそれぞれ毎回追い焚きをすると、毎日約160円、一ヶ月で約4,800円も余計にガス代がかかっている計算になります。
追い焚きのガス代を節約する方法は、“入浴間隔が1時間以上空く場合は追い焚き、1時間未満の場合は風呂自動”とガス給湯器を使い分けるだけなので、とても簡単です。
詳しくは以下サイトで解説していますので、参考にしてください。
>>追い焚きと風呂自動、足し湯はどれが安い?違いや節約方法を解説
お風呂一回の水道代
次に、お風呂を沸かす水道代を計算してみましょう。
0.2(㎥)×163円/㎥=32.6円
となり、一度のお湯はりに約33円の水道代がかかっていることが分かります。
また、下水道代がかかる地域では、お風呂のお湯200Lを排水した場合、約28円が追加で発生するため、一度のお湯はりで合計約61円かかることになります。
一日あたりの金額はわずかなので、このくらいなら家計に響かないのでは?と思われがちですが、一ヶ月に換算すると約1,800円にもなります。
小さな出費も積み重なると大きくなるため、少しでも節約できたらうれしいですよね。
水道代や下水道代は、使用する水量に応じて高くなってしまいます。
例えば、湯量を1目盛り(約20L)減らすだけで、一度のお湯はりで約6円、一ヶ月で約180円節約できます。
湯船からあふれるほどの湯量になっている場合は設定湯量を見直す、先ほど紹介したポリタンクを使用してお湯をかさ増しする、など工夫して、お風呂の水道代を節約してはいかがでしょうか。
毎日お風呂に入ると一ヶ月いくら?
これまでのガス代と水道代をもとに、一か月のお風呂の代金を計算すると、次のようになります。
一ヶ月のお風呂代 | プロパンガス | 都市ガス |
ガス代 | 約7,230円 | 約3,120円 |
水道代(下水道代含む) | 約1,830円 | |
合計金額 | 約9,060円 | 約4,950円 |
※1日1回、1か月で30回お風呂を沸かすと仮定
一回にかかる料金は約302円ですが、一ヶ月で考えると約9,060円にもなります。
お風呂は毎日入りますし、使用する水量も多いため、一回にかかる料金は少なくても、ひと月で考えると多くの料金がかかります。
お風呂のガス代と水道代の節約ポイントは、“設定温度を下げる、お湯はりの量を減らす、追い焚きを控える”です。
例えば、給湯器の設定温度を1℃下げる、お湯はりの湯量を1目盛り(約20L)減らすだけで、毎月約1,170円も節約できます。
毎日のちょっとした工夫で、ガス代や水道代を節約してみてはいかがでしょうか。
シャワーのガス代、水道代
ここからは、シャワーのガス代と水道代について見ていきます。
お風呂で身体や頭を洗う際は、シャワーを使う人がほとんどではないでしょうか。
また、一人暮らしをされている方は、お風呂にお湯を張るのがもったいない気がして、シャワー入浴で済ましている場合も多いと思います。
しかし、シャワーは使用する水量が多くなりがちで、その分、ガス代や水道代もかさみやすいため注意が必要です。
シャワーは一回いくら?
初めに、一回分のシャワーのガス代と水道代を確認してみましょう。




一回のシャワーのガス代
シャワーのガス代も、先ほど説明したお風呂のガス代を求める計算式を使って算出できます。
一回のシャワーのガス代は、次のとおりです。
プロパンガス | 都市ガス |
約72円 | 約31円 |
※1回で5分使用すると仮定
例えば、プロパンガスを使用して設定温度42℃のシャワーを一回使用した場合、
(42-15(℃))×60(L)÷(24000(kcal)×80(%))×858(円/㎥)=72.4(円)
※15℃の水を42℃まで温めて、シャワー1回5分で60Lのお湯を使用したと仮定
となり、一回のシャワーで約72円のガス代がかかります。
お風呂を沸かすことに比べると、一回分のシャワーで使う水量は少ないため、安く感じるかもしれません。
ですが、4人家族がそれぞれシャワーを使用した場合、シャワーのガス代だけで一日約290円、一ヶ月約8,700円もかかっている計算になります。
シャワーも毎日使用するので、少しでも節約できたら嬉しいですよね。
例えば、設定温度を1℃下げ、シャワーの使用時間を1分短縮すれば、合計で1日約14円節約できます。
特に、シャワーをこまめに切って使用する時間を減らせば、ガス代と水道代の両方を節約できるため、節約効果は高いです。
わざわざ毎回蛇口をひねってシャワーを止めるのが面倒、という方は、止水ボタン付きのシャワーヘッドに変更してはいかがでしょうか。
手元のボタンを押すだけで、シャワーを止めることができるため、負担なく節約できます。
シャワーのガス代節約例 | プロパンガス | 都市ガス |
設定温度を1℃下げる | 約2円の節約 | 約1円の節約 |
シャワー時間を1分短縮する | 約12円の節約 | 約5円の節約 |
また、一人暮らしの方や暑い夏場は特に、浴槽入浴ではなくシャワー入浴で済ます方も多いのではないでしょうか。
シャワー入浴で一回約15分シャワーを使った場合、消費する水量はお風呂一杯分(約180L)と等しくなり、ガス代は一回約217円、一ヶ月約6,510円かかります。
お湯を張ったり、浴槽を掃除したりする手間がない分、シャワー入浴は手軽に利用できますが、使用する湯量が多いためガス代も高額になります。
シャワー入浴の時間が15分より多くなる場合は浴槽入浴にする、どうしてもシャワー入浴をしたい場合はこまめに止めて使用時間を短くすることで、ガス代を節約してはいかがでしょうか?
一回のシャワーの水道代
最後に、一回のシャワーにかかる水道代を見てみましょう。
例えば、一回のシャワー(5分)で60Lの水を消費した場合、
水道代:0.06(㎥)×163円/㎥=9.8円
下水道代:0.06(㎥)×140円/㎥=8.4円
となり、一回のシャワーで約18円の水道代がかかる計算になります。
4人家族がそれぞれ、身体や頭を洗う際にシャワーを5分使ったとすると、1日のシャワーにかかる水道代(下水道代含む)は約73円、一ヶ月で約2,184円にもなります。
シャンプーを泡立てたり、頭皮を泡で洗っている間はシャワーをこまめに止めるようにして、毎日1人1分だけでも使用する時間を短くすれば、4人家族では一ヶ月で約445円節約できます。
水道代はガス代に比べて、かかる金額が少ないかもしれませんが、一ヶ月や年間で考えると大きな額になります。
家族がシャワーの節水に協力してくれるか心配、という方もいらっしゃると思います。
「シャワーの水を使いすぎだから節約して!」と伝えても、指摘されているように感じますし、何をどれくらいすればよいのか分からず、行動に繋がりにくいです。
このため、「シャワーを使う量を減らしたら、どのくらい水道代が減るか試してみたい」というような前向きな声かけをしてみてはいかがでしょうか?
加えて、「1分だけ短くしてみてほしい」というように、目安の時間を具体的に提示すると負担になりにくいです。ぜひ参考にしてみてください。
毎日シャワーに入ると一ヶ月いくら?
上記のガス代と水道代をもとに、一か月のシャワーの代金を計算すると、次のようになります。
一ヶ月のシャワー代 | プロパンガス | 都市ガス |
ガス代 | 約2,160円 | 約930円 |
水道代(下水道代含む) | 約540円 | |
合計料金 | 約2,700円 | 約1,470円 |
※設定温度42℃、1日5分間シャワーを使用すると仮定
思っていたよりシャワーの代金が高い、と感じた方も多いのではないでしょうか。
シャワーは時間当たりに使用する湯量が多く、また、つい出しっぱなしにしがちなため、ガス代や水道代がかさみやすいです。
シャワーの節約ポイントは、こまめに止めて使用する湯量を減らすことです。
シャワーを使っていない間はこまめに止める、声かけを工夫して家族へ節水の協力をお願いする、また、この後に紹介する節水シャワーヘッドを利用するなどして、シャワーのガス代と水道代を節約してみてはいかがでしょうか?
お風呂やシャワーの節約グッズ
節約グッズというと、最初の購入にお金がかかりそう、使いこなせるか心配、という方もいるのではないでしょうか。
確かに購入するお金は必要ですが、簡単に使い続けられるものを選んで、生活にうまく取り入れれば家計節約の心強い味方になってくれます。
しかし、やみくもに購入してしまうと、結局使わなくなってしまい、ムダにお金がかかっただけになりがちです。
購入する際は、使い方、購入費用や節約効果を事前に確認しておくとよいでしょう。
最初に、お風呂の湯量をかさ増しして、ガス代と水道代を節約するグッズを紹介します。

だけど、何本も入れるのが面倒なのよ。

ポリタンクは、ペットボトルに比べて容量が大きく、一つ浴槽に沈めるだけなので続けやすいです。
しかし、大きすぎるものを購入してしまうと、浴槽への出し入れが大変になってしまいます。
扱いやすさを考える、最大でも20Lくらいがよいでしょう。
毎日お風呂に浸かる方には、おすすめの節約グッズですので、ぜひ試してみてください。



節水シャワーヘッドは比較的高額なものが多いため、購入をためらう方がいらっしゃるかもしれません。
ですが、節水率は高いものだと約80%もの効果があり、使い続ければ十分に元が取れます。
設置も簡単で、今お使いのシャワーヘッドをひねってホースから取り外し、節水シャワーヘッドに変えるだけなので、工賃はかかりません。
(ただし、ホース一体型のシャワーヘッドの場合は、ホースごと交換が必要になります。また、メーカーによっては、専用のアダプターが必要になる場合があるため、事前に確認が必要です。)
詳しくは、以下のサイトで紹介しているので、こちらも確認してみてください。
>>節水シャワーヘッドは意味ない?ガス代が上がった?おすすめ最強ランキング
まとめ
お風呂やシャワーのガス代と水道代、それぞれの節約ポイントや簡単な節約例について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
お風呂の節約ポイントは”設定温度を下げる、お湯はりの量を減らす、追い焚きを控える”、シャワーの節約ポイントは“こまめに止めて使用する湯量を減らす”です。
設定温度を1℃下げる、湯量を20L減らすといった簡単なことでも、継続して続ければ大きな節約になります。
また、紹介した節約グッズを使用することで、さらに節約効果を高めることも可能です。
毎日のお風呂やシャワーを簡単にストレスなく節約するために、ぜひこの記事を参考にしてください。